皆さんこんにちは、黒崎コワーキングスペースAJITE(アジト)の時松です。「人と人を繋げる」をモットーに、この街で「よそもの・ばかもの・わかもの」の代表として、日夜たくさんの方とお話させていただいている「キタキュウピープル」です。
今日は、私が北九州市黒崎商店街で、とってもお世話になっている方にお話を聴きにきました。
伊藤由紀子さん(もちろん女性のほう)です。隣の帽子ヒゲ眼鏡が私(時松)です。伊藤さんはエステティシャンでありながら、カフェの経営に携わったり、街づくりに参加したり、とことこバルという街をあげての飲み会を開催したりと、多方面でご活躍されている「キタキュウピープル」です。私、大ファンです。ぶっちゃけドキドキしてます。
「伊藤さん、今日はお時間いただきありがとうございました。よろしくお願いいたします。」(時松)
「いえいえこちらこそ。わざわざ来ていただいてとても嬉しいです。」(伊藤)
おしゃれなカフェの中でエステ?
「様々なところで大活躍の伊藤さんですが、今は主にどんなことをされてるんですか?」
「現在は、エステのお仕事をメインにさせていただいています。」
※落ち着いた店内
「”AND SMILE”というカフェが手前なんですが、そこに雑貨、ネイル、エステが一緒になって運営しています。そのグループを”咲かそっちゃ”と名付けていますので、看板はこんなふうになってます。」
※「はこさかそ」(読み方)
「仲間と一緒に営業されてるんですね。ぶっちゃけ、仲良しですか?」
「そうなんです。もう三年になるんですけど、良い仲間たちに恵まれたなと。時々ケンカもしますけど(笑)、とてもありがたいなと感じています。」
※仲良く並んだ器たち。めっちゃかわいい。カメラ担当が手前の猫を連れて帰りました。
※雑貨がいっぱいでかわいい。北九州の人は一度は足を踏み入れたほうがいい。
「おお!いいですね。伊藤さんは、黒崎で生まれて育って、というわけではないとお聞きしましたが、今や、超有名人ですよね。」
「いやいや、とんでもない。なんでかわからないんだけど、この街が好きなだけなんですよね。」
「いいですね。そんな想いを持たれて”とことこバル”なんかもされたんですね。」
「そうですね。”とことこバル”を主催していただいた平岡さんとご一緒できたのも大きな一歩でしたね。ありがたかったですし、とても良い経験になりました。今年も”とことこバル”を開催する予定なので、ぜひご参加いただきたいです。」
※平岡さん「がらす工房 大喜」店長
黒崎という街への想い
「先ほどの”なんでかわからないんだけど、この街(黒崎)が好きなんだよね”って言葉にじーんと来るんですけど、実際どんな想いなのか聴かせていただいてよろしいですか?」
「そうですね・・・。なんなんでしょうね・・・。うーん。もしかしたら、ですけど。」
「私、お父さんが転勤族で、あまりひとつのところに居ついたことが無かったんです。でも、祖父母の家が黒崎にありまして、毎年夏休みや冬休みはそこで暮らしてたんですよ。」
「そうなんですね。実質的には黒崎が地元みたいなものかもしれませんね。転勤が多かったのならなおさら毎年来る場所には思い入れが深まりますね。」
「新日鉄で働いているおじいちゃんを、毎日おばあちゃんと一緒に黒崎駅まで迎えに行く。そして帰りにはこの黒崎の商店街を歩いて家まで帰る。そんなことをよく覚えているんです。だから、黒崎なのかもしれません。」
「なんとなくわかります。私は遠賀在住なんですが、小さな頃はよく黒崎に来ていました。それこそ祖母と一緒でしたね。嬉しかったな~。」
「そうでしょ。だから、黒崎に戻ってきたんだと思います。他の土地を見てきたからこそ、黒崎という街の良さがわかるのかもしれません。」
「私も黒崎という街から見ればよそ者ですが、めっちゃ良いところばっかりの街ですよね。可能性だらけの街ですよね。」
「私もそう思います。やりたいことたくさんあります!時々不安になることもありますけど、これからが楽しみでしょうがないんです。」
うだつの上がらなかった主婦がここまで来れた
「素晴らしいですね。本当に。では、伊藤さんの”これから”をお聴きしたいんですが、今後やってみたいこととかありますか」
「循環型社会の実現ですね。それも黒崎で始まり、黒崎で完結するような。」
「いきなりすごい話になりましたね。ちょっとびっくりしました。詳しく教えてください!」
「例えば、商店街の飲食店からでる生ゴミを、コンポストに集めて肥料にします。」
「はい。」
「その肥料で何かの野菜・・・、そうですね例えばレンコンを育てます。そのレンコンは”黒崎レンコン”として販売します。また地元の飲食店で”黒崎レンコン”を使った料理を出してもらい、それを”とことこバル”のようなイベントなどの目玉にしながら、口コミやマスコミでの拡散に繋げていく。そんなことができればなと考えています」
「それは黒崎も盛り上がりますね。地元産野菜には安心感もありますし。」
「やっぱり、子どもに食べさせるものを、自分たちの目の届く範囲で作りたいという気持ちがあるんですよね。農家さんの顔が見えるというところから、さらにレンコンを作っている人とに普通に会話をしている、というところまで行ければなと。」
「絶対できますよ!やりましょう!いやむしろ僕に手伝わせてください!」
「あと、個人的には伊藤ビルですね。今、カフェにいろいろ併設してるので、現状にプラスして1階は”おばあちゃんの花屋”3階は”おじいちゃんの雀荘”が、もともとの夢だったんですよ。」
「おお!僕もその、超絶エンターテイメントビルに入れてください!」
「まずは、一年間、商店街の飲み会に全部出席することからですね」
「うーん。僕、店番があるんで・・・」
「(笑) これからもいろいろご一緒しましょう。」
「喜んで!」
サービス性向上についてちょっとお話を。
「時松さんのオススメで、おもてなし認証規格を取得しました!まずは紅認証から。」
「いいですね。おもてなし認証規格。紅認証は簡単な手続きで取得できるんですね。」
「そうでしょ!めっちゃおすすめなんですよ!その上の認証も取得可能になってくると思いますので、その時にはまた一緒にチャレンジしましょう!」
「そうですね。ぜひぜひ。」
取材を終えて
「AND SMILE」さんでは、ランチもやってます!めっちゃ美味しいので、皆さんにも食べてほしいです!ランチを食べたり、エステできたり、雑貨が買えたり、ネイルができたりと、ここはまさに黒崎にある、大人のアミューズメントパーク!女性はもちろんのこと、男性にもオススメいたします!
伊藤さんありがとうございました!今日も素敵な笑顔でした。いや~、僕自身が話を聴けてとても楽しかったです。ビジョンが大きすぎて、ひとつの記事では表現できないくらいたくさんの話を聴かせていただきました。仲間の方たちともたくさんお話させていただいたので、そちらも記事にしたいなと思っています。
やはりこういった地元を大切にするお店でお金を使いたいですね。これもある意味、循環型なのかも。
記事を書いて写真を撮った「キタキュウピープル」
中川 康文
中川 康文
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