こんにちはキタキュウピープル編集部です。北九州市小倉地区というタクシー激戦区の中で地域の住民に愛される【勝山タクシー】さん。こちらに「おもてなし」に特化した「勝山プレミアムタクシー」というサービスがあり、その運転手さんが面白いという噂を聞きつけて取材させていただきました。
(追記:ページ下部に、さらなるおもてなしの取り組み「ユニバーサルタクシー」の情報を追加しました。ぜひごらんください。)
小倉地区でのタクシーのご用命は「勝山タクシー」まで。
093-521-2735
道で呼び止めるときはこのマークを探してお声がけください。
勝山プレミアムタクシーって何が「プレミアム」なんですか?
「プレミアムとは。」そんな疑問にお答えすべく、早速勝山プレミアムタクシーに来ていただきます。古いながらも\手入れの行き届いた配車センターから勝山プレミアムタクシーがやってきました。
プリウスなので音が静かですね。
ピカピカですね。
紫のラインがかっこいいですね!なんとなく気品がある気がします。
見てください、この「おもてなし」感!運転手さんの手の位置がポイントです!
お客様が乗り降りの際に頭を打たないような配慮!さすがプレミアムです。それでも、通常の勝山タクシーさんとお値段は同じだそうです。小倉でタクシーを呼ぶときは一度、「勝山プレミアムタクシー」を指名してみるべきですね。
動きがわかるように、コマ送りにしてみました。
詳しい「勝山プレミアムタクシー」のページはこちらをクリック。「勝山タクシーホームページ」
「勝山プレミアムタクシーの、サービスのベース」
キタキュウピープルと言えば「人」にフォーカスするのがテーマです。勝山プレミアムタクシーは5台あるそうですが、その運転手さんのうちのおひとり、木原さんにお話をお聞きします。42歳でタクシー業界では若手と言えるかもしれません。
「木原さん、初めまして!今日はよろしくお願いいたします。」
「こちらこそよろしくお願いいたします。」
「早速ですが、勝山プレミアムタクシーの運転手を務められている中で、木原さんはどんなところに気を付けられていますか?」
「さきほど少し乗車のところで見ていただいたように、当社にはきちんとしたマニュアルがあります。勝山プレミアムタクシーのサービスも始まって間もないこともありますし、そのマニュアル通りまずはやってみるという段階ですね。」
そのマニュアルはこちら!
とても立派な接客マニュアルです!このしっかりしたマニュアルが、サービスのベースになっているんですね。
「木原さんだけでなく乗務員の皆さんが、先ほどのような素晴らしい対応をされているんですね。」
「もちろん、そうですね。素晴らしい先輩方です。」
納得できるまで、考えて、聴く。
「さらに留意していることなどあれば教えてください。」
「そうですね。やはりお客様によって、こちらが考えることは違いますね。」
「と、言いますと?」
「例えば、若いお客様が乗られた時には『こういう対応が嬉しいかな?』と考えていますし、高齢の方が乗られた時には『どうしたらストレスなく乗っていただけるかな?』と考えています。」
「おお、微妙な違いですね。」
「そうなんですよね。家族の方が病気で急いでいるときには、しっかりした『おもてなし』対応は逆効果になるケースもあると思うんです。ですので、いつも『これで良かったのかな?』と考える日々です。」
「確かに。でも、その気遣いがおもてなしですよ。すごいですね。」
「いえいえ、失敗の繰り返しです。失敗しまくったから、今があると思っています。あとはやはり、先輩方に教えていただいているのが大きいです。私、なんでもわからないことがあったら、周りに聴いてしまうんです。納得いくまで。先輩方には多少ウザがられているとは思いますが、1聞いたら10教えていただくような感じで、丁寧に教えていただいてありがたく思っています。」
「素晴らしい会社と先輩方ですね。」
「自分ひとりでは解決できないことも多いですから。納得できるまでトコトン聞いています。」
「そういえば、聴きすぎて学校の先生を困らせたこともあります。」
「おお、それはどうしてですか?」
「数学でどうしてもわからないところがあったんですよね。で、毎日毎日聞きに行くんですけど、やっぱりわからない。で、最後には『もうお前あきらめろ』って。でもわからないと先に進めない性分なんですよね。」
「先生も、なかなかそこまで言わないですよね(笑)」
「住んでる街の、全ての道路を最後まで。」
「木原さんはなぜタクシーの運転手になろうと思ったんですか?」
「うーん、なぜですかね。知り合いがタクシーの運転を始めたと聞いて、それも面白そうだなと思ったのがきっかけかもしれません。」
「なるほど。先ほど学生時代の話がでましたが、小さい頃のタクシーにまつわる話があれば教えてください。」
「親父の友達がタクシー運転手だったんですよ。親がタクシーをよく使っていて、いつも父と一緒に乗っていましたね。後ろの座席から運転手さんを見ていたのを思い出しますね。」
「それが今につながっているのかもしれませんね。それって、どのへんの地域の話ですか?」
「私は門司港出身なので、門司の話です。やはり門司港の景色はきれいですよね。199号線沿いの景色なんかは最高ですね。」
「おお、道が好きなんですね。道にまつわるエピソードがありますか?」
「そうですね。道か・・・。そういえば、昔、高校生の頃かな。門司港のすべての道を最後まで行こうと思ったんですよ。」
「ええと、どういうことですか? 門司港のすべての道を行ったんですか?」
「はい。そうなんです。歩きと自転車と原チャリで、門司港のすべての道を最後まで行ってみたんですよ。それこそ山奥までも。」
「門司港って一口に行ってもめっちゃ広いんですけど・・・。」
なんとなく地図に赤丸してみました。めちゃめちゃ広いんですけど。
「全部行きました(笑)」
こんなに凄い人が、世の中にはまだまだいるんですね。こんな話が聞けるなんてキタキュウピープル編集部で良かった・・・!
「現在は、小倉の街で働いていますが、お客様に教えていただきながら、新しい道を発見する日々でもあります。」
「本当に道が好きなんですね。めっちゃ好きなことが仕事になってますね。」
こちらは部下を心配して様子を見に来た野村所長。
部下思いの優しい上司ですね。
「楽しいところは、お客さんの喜ぶ顔が見れるところ」
「この仕事をしていて、どんなところが楽しいですか?」
「楽しいところは、お客さんの喜ぶ顔が見れるところですね。」
(ちょっとした時間に、車磨きに余念がない木原さん。)
「私、今まで工場などでの仕事が多かったので、直接お客様と接することがほとんどありませんでした。今、嬉しいのは、直接『ありがとう』と言ってもらえるところです。お客様に褒められるのが、生きる喜びみたいなところもありますね。」
「素晴らしいですね。喜んでもらえるのは、嬉しいし、楽しいですね。」
「自分が楽しいと思わなかったら、嫌ですね。ですので、どうやったら一緒に働く仲間が楽しいのか。そんなことも考えます。自分自身が”どのタクシーに乗りたいか”ということを考えたとき、やっぱり働いている人の笑顔が多いタクシーに乗りたいと思うんですよね。」
「そんな笑顔あふれる勝山タクシーで、これからも働きたいと。」
「本当に、その通りですね。」
(取材後に記念写真を。)
取材を終えて
勝山タクシーの皆さん、取材させていただきありがとうございました!とても優しい方たちで嬉しかったです。これから北九州でタクシーに乗りたいときは必ず連絡しますね。
この記事を読んで「私もタクシー運転してみたい!」と思った方は、気軽に電話してみては。皆さんとっても優しかったのが印象に強く残っています。
それにしても、自分の好きなことが仕事に繋がるって凄いですね。
※「勝山プレミアムタクシー」さんは、なんと5台すべての勝山プレミアムタクシーで「おもてなし規格認証」金認証取得です!「1台1台を大切にする」勝山タクシーさんの姿勢が伝わってますね。
最後にもう一回。勝山プレミアムタクシーを呼ぶならこちらまで!
093-521-2735
「ゆにサポ」サービススタート!(ユニバーサルサポートタクシー)(追記:2018.9.25)
勝山タクシーさんが、よりレベルの高いおもてなしを目指して新サービスをスタートさせるとのことで、伺いました!
中川 康文
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